線形計画法プログラム XLP

特徴

  • Windows上でExcelを使って線形計画法の最適解を計算するプログラムです。
  • 表計算ソフト・エクセルの上で動きます。
  • 通常の線形計画法,利益係数と制約量のパラメータ問題,目標計画法,整数計画法の計算機能をエクセルに付加します。
  • 単体表の記述や計算実行等の操作が簡単で,エクセルの機能を利用すれば,集計用シート等を挿入するなどして便利な機能を追加できます。
  • 計算できる最大モデルはプロセス数(変数),制約式とも 1,000 程度です。
  • 「数式モデル」シートでは,線形計画モデルの記述に数式を利用でき,それを単体表に変換したり,直接最適解を計算したりできます。
  • 起動画面で,はじめてXLPを利用する時に必要なメニューが表示されます(起動メニュー)。
  • 起動メニューのメニュー[線形計画法とXLPの解説]により,線形計画法の概要とXLPの操作法を習得することができます。

最新版のダウンロード

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  • 最新版のため不具合が発生する場合があることをご留意ください。

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(Ver.2.55(*.exe) 約 1.80MB)

安定版のダウンロード

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(Ver.2.47(*.exe) 約 146MB)

動作環境

  • アプリケーション・ソフトウェアとして,Microsoft Excel 2013 以降が必要です。
  • OSは,Windows 7/8.1/10 に対応しています。

インストール及び起動

  1. ダウンロードしたファイルxlp_247.exe(数字はバージョンを表します)を,XLPをインストールしたいフォルダ(ディレクトリ)にコピーし,ダブルクリックで実行します。
  2. XLP.xlaなどXLPの実行に必要なファイルが復元されインストールが終了します。
  3. XLP.xlaをダブルクリックすると,エクセルが起動し,画面の左上に[XLP]メニューができます。

操作法

  • メニューバーの左端の[XLP]をクリックして現れるメニューを選択します。
  • このメニューの[ヘルプ]-[マニュアル]にもう少し詳しい説明があるので,実際にXLPを操作するときは,それを参照して下さい。

XLPの機能

[XLP]メニューの主な項目を紹介し,XLPの機能を解説します。

新規シート
新規の単体表シートを作成します。見本シートを見本に単体表を記述します。
ファイル名を付けて保存
エクセル形式(拡張子xls)でブック(シート全部)を,CLP形式(拡張子CLP)で単体表シートのデータを,テキスト形式(拡張子txt)で画面イメージの単体表・計算結果を保存します。CLP形式で保存したファイルはMS-DOS用の線形計画法プログラムCLPで利用することができます。
上書保存
[ファイル名を付けて保存]と同様の形式で,単体表・ブックを上書保存します。
開く
[ファイル名を付けて保存]または[上書保存]で保存された単体表・ブックを読み込みます。CLPで作成し保存した単体表のデータも読み込むことができます。
LP計算
表示されているシートの単体表データで通常の線形計画法の計算をします。計算結果は計算結果シートに表示されます。
パラメータ計算
利益係数や制約量が連続的に変化するパラメータ問題の計算をします。
GP計算
2つ以上の目標を扱うことのできる目標計画法の計算をします。
IP計算
棟単位の作付や固定費等を扱うことのできる整数計画法の計算をします。
システム
最終単体表や改訂経過を表示します。
ヘルプ
単体表の見本や「マニュアル」(作成中)や「はじめに」を表示します。

単体表の書き方

[システム]-[見本の表示]で表示される見本シートを参考にして下さい。

主な留意点

利益係数や制約量のパラメータ問題でのパラメータの設定
利益係数あるいは制約量を記入する欄に,始発値と終着値を空白で区切って記入します。
たとえば,プロセス「作物B」の利益係数を50千円から200千円へ変化させるときは,利益係数の欄を「50 200」とします。また,資源「耕地(10a単位)」の制約量を20から40へ変化させるには,制約量の欄を「20 40」とします。
目標計画法(付順方式)での目標の優先順位の設定
制約名の頭文字を数字にして指定します。
整数計画法の整数値になるべきプロセスの設定
プロセス名の頭文字をアスタリスク「*」にします。