ユリの開花日予測ソフト

特徴

  • 本ソフトウエアは,蕾期に収穫したユリについて,品種を選んで蕾の長さを入力することで,様々な温度条件下での開花日を予測することができます。また,特定日の開花目標本数や,つぼみの大きさ別の分類数,設定できる部屋の温度など詳細な設定を入力すれば,室内で目標に沿って開花させるために必要な処理方法が導出できます
  • 本ソフトウェアはExcelファイル(マクロ有効ブック)です。

配布

「ユリの開花日予測ソフト」の利用を希望される方は,プログラム利用申請書によりお申し込みください。 生産者その他農業関係者(会社等の営利目的利用を除く)に限り,会費や利用料などは不要です。 ただし,外国での利用や外国籍をお持ちの方の利用には別途手続きが必要となります。

参考資料

動作環境

  • アプリケーション・ソフトウェアとして,Microsoft Excel 2007 / 2010 が必要です。
  • PCおよびOSについては,Microsoft Excel 2007 / 2010 の必要システムに準じます。

想定される利用場面

  • 本ソフトウェアは主に,ユリを生産する直売所出荷者が,特定日開花技術と合わせて利用する場合を想定しています。この場合,開花日予測では,(1)開花できる日の範囲,(2)開花ピークを調節する場合の部屋の温度が分かります。処理導出は,開花ピークの調節だけでなく日々の開花本数の詳細な調節に利用できます(温度が異なる2つの部屋が必要)。なお,特定日の開花目標本数の設定には,直売所スタッフ向けの2012年度成果情報「直売所における切り花需要量の予測ソフトウェア」,特定日開花技術(同「小ギクとユリのつぼみ期収穫切り花の特定日開花調節技術(外部リンク)」から得られる結果が参考になります。
  • 直売所出荷者以外の利用や特定日開花技術を利用しない場合でも,開花日予測はユリ生産者の出荷先や流通業者の仕入れの検討材料にするなどの利用方法が考えられます。

利用上の留意点

  • Excelマクロを組み込んでいますので,Excelのセキュリティを「中」で利用して下さい。
  • 個体差や部屋の温度ムラなどによって開花予定からずれることがあるため,開花予定日直前には蕾の状況を確認し,温度などを微調整することをおすすめします。
  • 本ソフトウェアは,「線形計画法プログラムXLP」を計算の一部に利用しています。

付記

  • 本プログラムは,新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業「都市域直売切り花の需要に対応する特定開花・常温品質保持技術の開発(課題番号:22072)」の研究成果を含みます。
  • 本プログラムの著作権その他一切の権利は,奈良県,地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所,兵庫県,独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構に帰属します。

更新履歴

  • Ver.1.00(2014/XX/XX)
    • 本ソフトウェアの配布を開始しました。